RISEの活動

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理事会便り(2012年4月)

(2012年4月4日)

昨日の春の嵐から一転して明るい春の日差しがまぶしいお天気となり、嵐から身を守った桜が一斉に咲き始めました。今日の理事会では、3月22日に慶應義塾大学の伊藤先生をお迎えしたRISE研究会準備会の議事録を確認し、今後のRISEの研究テーマについて再度話し合いました。

私たちがRISEを設立した動機は、日本企業の中でダイバーシティ&インクルージョンを推進するために、自分の人生に前向きに取り組み、自分の人生を自分で選択する健全なセルフ・エスティームをもつ日本人、特に若いビジネス・パーソンをより多く育てなければ、日本は世界から取り残されてしまうという危機意識でした。活動を始めて約半年経過し、調査を行い、さまざまな文献を読み、この課題に関心のある人々と議論をするにつけ、問題の大きさやとらえどころのなさに気付かされています。先日の伊藤先生との話し合いでは、子どものセルフ・エスティームを高める、または必要以上に低下させないようにする、不登校やいじめなどの問題のある子どもが健全なセルフ・エスティームを取り戻せるようにするための方法を考えるなどの研究課題が浮かび上がってきました。RISEとしては、このような領域の調査・研究に対する支援は積極的に行いたいと思います。

しかし、肝心のビジネス・パーソンのセルフ・エスティームの問題をどのように手をつけるのか、また「健全なセルフ・エスティームを持つ社員が多い企業は元気が良い」という仮説をどのように証明できるのか、またはできないのか、より多くの方のご意見を伺いたいと思っています。


(2012年4月18日)

今日は今月2回目の理事会です。RISEの理事3名はそれぞれが「セルフ・エスティーム研究」とは別の分野でも活動を行っていますので、この理事会はメールを主体とした普段のコミュニケーションでは伝えきれないニュアンスを中心に、理事の考え方を話し込む重要な場です。

先ずは、恒例となっている、RISEの活動報告の場として貴重なメディアとなっているホームページの更新内容からでした。RISEには事務局組織がないので、3名の理事が掲載記事の執筆からHP管理業者とのコミュニケーションなど、全てをこなさねばならず結構大変な作業ですが大切に考えています。今月は、この“理事会便り”のほかに、小西理事が放送大学の卒業論文として完成させた、「両立しながら正社員として働き続けることを選択した女性は、どんな人たちか」のレポート掲載があります。小西理事は心理学のエリアで、特に、“自己効力感”を領域としてセルフ・エスティームとの関連付けで研究活動を行っています。この論文のために独自の定量調査(335名)も実施しており、力のこもった論文です。是非、目を通してみてください。

先日掲載した「RISEベンチマークサーベイ、ビジネスパーソンの働く意識調査」の英語版もそろそろ完成です。日本の情報を積極的に海外に発信して素材として大切なものと捉え、同じテーマの調査を米国やアジア諸国で実施することも視野に入れています。

この他に、4月4日の理事会でも話し込まれた、「RISEセルフ・エスティーム研究会のあり方と今後」の続きを論議しました。セルフ・エスティームの学術的な研究支援を継続することはハッキリとしているのですが、我々が研究、そして活動の主体テーマにしている、「健全なセルフ・エスティームの醸成とは具体的に何なのか?」と云った基本的な領域で少しばかり議論を続けています。研究活動の先にあるべき「行動」とは何かを探る意味で、各理事が改めて初志を見つめ直し次回の理事会に臨みます。