RISEの活動

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理事会便り(2012年8月)

今年はことに猛暑だと感じますが、8日の理事会はアメリカでの調査結果第一報で盛り上がりました。皆様へのご報告は9月末になりますが、一般的には予想通り、セルフ・エスティームの諸項目で、日本人とアメリカ人の評価の違いが明らかになりました。
セルフ・エスティーム22項目の回答で、“自己評価/自己受容”、“関係の中での自分”、“自己主張/自己決定”の3分野とも平均評価はアメリカ人の方が日本人よりも高いのです。「日本人は本当にアメリカ人に比べてセルフ・エスティームが低いのでしょうか?」現在の政治の状況や、外交問題への対応などみていると、残念ながら“物事をきめられずに毅然とした態度を示すことができない日本”の根源は日本人のセルフ・エスティームの低さではないかなどと話し合いました。
これから「子供時代の親との関係」など、関連ある質問とのクロス分析を行い、セルフ・エスティームの日米比較に新しい視点を加えたものを発表したいと考えています。また、この定量調査で得られた結果をもとに、定性調査なども実施したいと考えています。

ところで今年の夏はオリンピックで寝不足という方も多かったと思います。寝不足になるだけ長く日本チームが戦いに残ったというのは素晴らしいですね。1964年の東京オリンピックの年、私は18歳、大学受験勉強で必死でしたが、開会式に興奮し、バレーボールの応援に声をからしたことをいまでも覚えています。「地元でオリンピック」経験をいまの若い世代にもしてほしいですね。
しかし、先週の日曜日、「2020年東京オリンピック招致」に関する番組を見ていましたら、現在の候補地、マドリード、イスタンブール、東京を比較すると、インフラ等は東京が一番だが、最大の弱点は、「国民・都民の無関心さ」ということでした。そこで、取り上げられたのが、オリンピック招致に関する調査結果で、やはり、日本人は「どちらかと言えば賛成」が一番多く、ほかの都市と比較して「とても賛成」の率が低いので、調査結果を見るIOC委員会では、日本人があまりオリンピックを望んでいないのだと解釈するという事でした。東京都の猪瀬副知事は「これではだめなので、もっと賛成とはっきり言ってほしい」と訴えていました。これまで「謙譲の美徳」として尊ばれてきたことが、弱点となっているのではないか、日本人も自分に対する自信や自己評価を率直に表明するよう、意識を変えていく、そのことで、セルフ・エスティームが改善されることが出来たら、日本も少し変わっていくでしょうか?