RISEの活動

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理事会便り(2014年2月)

待望のRISE定性調査2013結果報告(女性社員の管理職志向とセルフ・エスティーム)の最終版が完成しました。これまで、GEWEL時代から継続して、女性の管理職志向についてアンケート調査を行ってきて、明らかになったのは下記のようなポイントでした。

  1. 管理職志向は、2003年にNPO法人GEWELで最初に調査して以来、この10年間ほとんど変わらず、20代後半~30代前半の女性ビジネスパーソンで“管理職志向あり”が20数%、そして、“どちらかわからない”という回答が40%近くにのぼる。この環境下、現在の政府の意向をうけ、企業や社会で女性管理職登用の動きが活発化しているような報道を良く見かけるが、対象となっている女性ビジネスパーソン自らの管理職への挑戦における“ためらい”が払拭できていない。
  2. RISE発足以来、私たちが着目している女性のセルフ・エスティームレベルは男性とほとんど変わらず、おもしろい事に、セルフ・エスティーム度の絶対値が高い人達の比率は女性が男性を上回っている。(注:4段階の選択肢を用いるセルフ・エスティーム度測定において低い評価点を選択する女性が男性比で多いので、平均点では女性が若干下まわる。)
  3. しかしながら、職場における自信(仕事上のセルフ・エスティーム)は男性比で非常に低い。(注:なぜ、女性が職場で自分の能力に自信がもてないのか、その点を明らかにして、企業に対し改善ポイントを提案できないかを思案中?!)

このような問題意識に基づいて、24名の女性たちから管理職志向や人生の優先順位について本音をきいたのが今回の定性調査2013(デプス・インタビュー)です。

結果は掲載した調査結果報告書、特に発言集をご覧になって、彼女たちの本音や発言の背景を感じて頂きたいと思います。結論としては、いかに世の中が変化してきているように見えても、高度成長期から約50年間継続してきた“男性主体の職場慣行”や“男女の社会的役割分担意識”は根強く、一朝一夕に変化するものでは無いという事です。女性が働くという事が一般的になり、様々な事情から働き続けたいという意識は強いものの、“人生の優先課題としての仕事の目的”が明確になっていない女性たちの姿をみて、“もっとのびのびと仕事もプライベートも楽しむことができる社会”にいまこそ変えていかなければならないと強く感じました。

この調査を終えて、RISEが発信する社会や女性たちへのメッセージは“RISEの提言”をご参照くださいませ。また、RISEの考え方に対する皆様からの忌憚のないご意見をお待ちしております。